FX レバレッジのかけ方 かけすぎで失敗した例に学ぶ 外国為替証拠金取引講座

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FXで危険なことはレバレッジを大きく取ってしまうことです。もちろんFX自体がハイリスク・ハイリターンのゲームなので当たれば大きいですが、負けたときの損失もダメージが大きいです。

 

いまではわたしもFXでおこづかい程度に安定して増やせていますが、あるルールを決めているからなんです。失敗に学んで自分のルールを確立しましょう。


レバレッジとは何か

外国為替証拠金取引において、レバレッジは欠かせない用語です。レバレッジとは、英語で梃子という意味です。外国為替証拠金取引においては、倍率、つまり、掛け金率を表しています。外国為替証拠金取引の魅力は、このレバレッジにあるといっても過言ではありません。レバレッジは、小さな資金で大きな取引が出来る事を意味しています。その為、資金の少ない人でも、大きな儲けを得られる可能性のある取引として、外国為替証拠金取引は、今、多くの人が興味を持ち、取引を行っています。

 

レバレッジは、少ない資金から大きな利益を生む取引を行う為のものです。レバレッジを設定し、自分の持っている資金を大きな金額のものに変えていくのが、外国為替証拠金取引です。つまりレバレッジの設定によって、儲かる人もいれば、損をする人もいるという事が言えます。

 

仕組みとしては簡単に思えます。レバレッジと為替レートの読み方を知れば、何とか始められるのも、外国為替証拠金取引の魅力でもあります。しかし、そこに落とし穴がたくさん潜んでいるのです。レバレッジの設定は、取引にとって重要なものとなっています。資金を大きくする為の掛け金率でもあると共に、レバレッジによって、得や損が決まってきます。また、損をした場合に、取り戻せる範疇なのか、大損をしてしまうのか、これらもレバレッジによって決まってくるのです。

 

そういった意味から、レバレッジは、リスク量とも呼ばれています。自分の資金において、どこまで下げると駄目になるのかの限界度を示すものが、レバレッジなのです。

レバレッジの仕組み

レバレッジは、外国為替証拠金取引には重要なカギとなるものです。レバレッジには、外国為替証拠金取引を扱っている会社によって、設けている倍率が違います

ハイレバレッジと呼ばれる500倍、200倍、100倍といったレバレッジもあれば、50倍、40倍、20倍、10倍という平均的に多くの人が使っているレバレッジ、5倍、1倍といった低いレバレッジを用意している会社もあります。こうしたレバレッジの中から、どのレバレッジを選択するかによって、資金を大きく出来るかどうかが決まってきます。

 

では、どのレバレッジが得なのでしょうか。実際にシュミレーションしてみましょう。

1ドルが100円というレートの時、スワップ金利が年3%、資金は100万円と仮定します。レバレッジが1倍の時、100万円に当たるドルは1万ドルです。ここで、レートが1ドルで110円になったとします。すると、1万ドルに当たる円は110万円になります。つまり、1ドル100円というレートにおいて資金100万円で買ったドルが、1ドル110円のレートになった事で、10万円の利益を得られた事になります。逆に、1ドル90円とレートが下がった時には、10万円の損になります。つまり、100万円の資金から10万円引かれた90万円が手元に残る事になります。これから考えると、レバレッジ1倍の場合には、1ドル1円まで下がった時でも、損失は100万円で、資金が無くなるだけに留められます。

スワップ金利においても、レバレッジ1倍の時には3%のままですから、1年後には3万円の利益が発生します。レバレッジ1倍の場合、レートが下がって損失に向かったとしても、被害は最小限で抑えられるというメリットがありますが、儲けを得るという点では、デメリットです。そこで、レバレッジ100倍にしてみます。すると、同じ条件下では、100万ドルに当たる円は1億円となり、110円にレートが上がったら、差額の1000万円が利益になります。つまり、資金100万円を引いた900万円が儲けになります。レバレッジ1倍に比べると、遥かに利益が大きくなります。ところが、90円にレートが下がった時には、1億円の損をする訳ですから、900万円の損失になります。スワップ金利は300%になるので、300万円の利益がありますが、900万円から引いた600万円は損失します。このように、レバレッジが大きくなると、レートが上がった時の利益は大きくなりますが、損失も大きくなるという事が言えます。

レバレッジをかけすぎた失敗

レバレッジは、ハイレバレッジになればなるほど、得と損の差が大きくなります。その事を恐れて、レバレッジを低くすれば、儲けは微々たるものです。得を求めるあまりに、初心者は、このレバレッジを大きくする傾向があると言います。レバレッジを大きくすると、レートが上がれば、勿論大きな利益が得られます。それと共に、スワップ金利も大きくなるので、ある程度の損失も、このスワップ金利によって補えるという過信があるからです。

 

実際に、1ドル100円、スワップ金利3%のレート時にハイレバレッジで買った場合、100万円の資金から900万円という利益が得られ、スワップ金利も加えると、1200万円の利益が得られます。つまり、1100万円の儲けとなります。この数字を見ただけでも、飛びつきたくなってしまいます。しかし、レートは刻一刻と変動します。1年間同じレートでいるという事は、まずありえません。ハイレバレッジの場合、レートがほんの少し変動するだけで、大きな額が動きます

100万円の資金で収めようとすると、レバレッジ100倍の場合には、1ドル99円が限度です。スワップ金利を受け取る前に、資金がなくなってしまいます。これ以下になると、マージンコールが発生し、更に資金の追加をしなければならなくなります。

 

初心者の人は、こうしたレバレッジの設定を高くしすぎる事によって、資金を失うといった事に陥る傾向にあるようです。レバレッジのかけすぎは、損失した場合の取捨が難しくなります。スワップ金利だけでは補えないのです。

ナンピンでジタバタあがく

ハイレバレッジによって損失が見えてきた場合、ある程度の知識がある人が取る方法に、ナンピンがあります。外国為替証拠金取引においては、ナンピンは禁止されているのですが、多くの人が使っている方法のようです。

 

ナンピンとは、取引を平均させていく事です。現在のポジションにおいて損失が見えてきた場合、他通貨の取引に切り替えて損失を埋め、資金を保とうとする方法です。これを繰り返す事によって、マージンコールが発生するのを防ごうとする人が多いようです。

しかし、ナンピンは危険な方法です。ナンピンを繰り返す事によって、資金はどんどん大きくなります。損失を埋めるどころか、資金繰りに苦労するばかりになります。更に、必ず損失を取り返せるという補償はありません。取引している通貨で利益が出なければ、損失は増えるばかりです。

 

これを防ぐ為に、外国為替証拠金取引を行っている会社では、ロスカットという制度を用いているところが多くあります。ロスカットは、現在の持っているポジションとは逆の方向の売買をする事で、損失を拡大させない効果があります。しかし、ロスカットは強制的に行われる場合があり、強制的に取引を終わらせられるという不快感がある為、取引を行っている人には嫌われる傾向があるようです。ロスカットをされないようにナンピンを繰り返し、悪循環を生んでしまうのです。

 

これは、ハイレバレッジに限った事ではないようですが、資金が少ない場合には、どうしてもハイレバレッジ設定にしなければ儲けが生まれないといったデメリットがある外国為替証拠金取引では、こうした失敗をする人が多く存在するのも事実のようです。

正確な取引にする為の方法

正確な取引をする為には、無理をしないという事が大前提にあります。自分のレベルに合ったレバレッジ設定と、資金を用いる事が大切です。また、レバレッジ設定は会社ごとに違っていますし、資金額も会社ごとに違います。無理なく始められるレベルのレベレッジと資金額を設定している会社を見つける事も、正確な取引を行う為の大切な要因です。

 

更に、ハイレバレッジにしない事も対策のひとつと言えるでしょう。儲けを得るのは、取引において重要な事です。しかし、儲けを求めるあまり、自分のレベルや損失の可能性が見えていなければ、安全に取引する事は出来ません。どうしてもハイレバレッジでの取引をしたいならば、数分単位のデイトレードにするべきです。スワップ金利を狙わない事が、正確な取引に結びつくでしょう。

スワップ金利を狙うのならば、レバレッジを下げ、1円、2円といった変動でも損失しない取引を行う事が大切です。また、スワップ金利狙いだと長期保有する必要が出てくる為、チャートやポジションの推移を分析し、変動の少ない取引を行うと良いでしょう。損失が出た場合には、会社からロスカットされる前に、自分でロスカットする勇気を持つ事も大切です。ロスカットする勇気がないと、ナンピンなどを繰り返し、傷口を悪化させる事になります。あがくよりも潔さが、外国為替証拠金取引には大切です。

正確で安全な取引を行う為にも、自分のレベルをしっかりと把握し、無理をしない取引を行うと共に、外国為替証拠金取引に必要な知識をしっかりと身に付ける事が、安全な取引となるでしょう。

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